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物語のある博物館☆

バスはドーバー海峡を越え、


アムステルダムに到着。



昨日の肩&足の痛みを引きずったまま、

またやっちまった。

迷子(;;)

もういや。



ここ、どこ?

なんで、セントラルステーションから、

この道通ってここにくるわけ???



地図は読めないわけじゃなくて、

しかも、最近コンパス使うことを覚えたんだよ。



なのに、なぜ???


途中でおじさんに聞いて、なんとか軌道修正。



そして、歩き続けること2時間。

ホテルに到着。



後々、迷いこんだルートに納得いかず、調べたところ…

てっきりセントラルステーション発着だと思ってた長距離バス、

全然違う駅(アムステルダムアムステルステーション)でした。

セントラルステーションより、5キロほど南の駅。




ははーん。


真逆の方向に進んでしまったのに納得。


辿ったルートを確認したところ、

バックパック(正味16㎏+サブリュック6㎏弱)背負ったまま、

約5㎞を移動したことになります。


昨日の痛みを持ち越した上でのこの状況。



こりゃ肩痛も、ピークに達するわけですわ。





でも、ここは一泊しかしないのだ。


なので、ぼーっとする間もなく、また散歩。




目的はただ一つ。

公開されてるアンネの家へ。


平日だったから、それほど人も居ず、

近くに来てるはずなのに、

見つけられないまま周りを3周。



3周目で、ちょうどフリーウォークツアーの御一行とぶつかり、

無事到着。

思いのほか目立たない建物でした。

PB231441.jpg



とはいえ、

ここまで道に迷うと、

いいかげん自分にうんざり。





館内は写真撮影禁止。



所どころ、壁に日記が印字されてます。

これはアンネの日記から抜粋したもの。



入場券購入時に貰える各国語のフリーガイドパンフに

日記の訳とルートに沿った説明が載ってます。

日本語のものもあります。



関連したDVDで説明が行われ、

最初の部屋には日本語オーディオもありました。





アンネの父、オットーが任されていたジャム工場の天井に、

その秘密の部屋はありました。


強制収容所に収容されるまでの2年間、

アンネの家族が暮らした場所です。


家具は全て持ち去られていて、

所どころ修復もなされてますが、

写真と模型とを照らし合わせ、

実際の様子を思い浮かべるのはたやすいです。



本棚の裏の隠し通路から、

急な階段は屋根裏部屋へと続きます。


日中、水を流すわけにはいかないといえ、

キッチンもトイレもある、

意外にも、しっかりとした隠れ家です。




いざ、アンネの部屋に足を踏み込むと、

ものすごい勢いで鳥肌が立ちました。





普通の、


ごく普通の、女の子の部屋。



ただ、ユダヤ人であるというだけの。



部屋に貼られたポスターや、ポストカード。


それは何より、

アンネがいかに普通の少女であったかということを

物語っていました。






公開部屋の後には、

あの人間殺戮大型工場の写真もありました。



ビルケナウ収容所の外観を映した静かな写真。










あの日、見た光景がよみがえる。






処理できないまま、

今もそれと分かる積み上げられた大量の髪の毛、

靴、

荷物、

破壊されたガス室。

収容所が終着駅のレール・・・。






アンネたちもまた、ここに送られてきた。


その後、収容所を移り、死を迎えたけれど。






果たせなかったアンネの思いを、

生き残ったパパが形にした。



それが、アンネの日記。


涙がでた。




きっとまた、今ならとらえ方が違うだろうと

もう一度読まなきゃいけない気がして

買おうか真剣に悩んだけど、

結局やめました。



代わりに、アンネの博物館の本を購入。


アンネの日記は、日本でも手に入るから。

帰ってゆっくり読むことにしよう。




平和授業が少なくなっているらしい昨今、

忘れてはいけない、人間のもつ残酷な本能。


脅えながら受け止めるしかなかった時代。




それでも夢を持ち続け、

未来に伝え、生き抜こうとした少女がいた。





将来、子どもが出来た時、

語り継ぎたい出来事の一つです。



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.03 2011 オランダ comment4 trackback0
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プロフィール

とっく

Author:とっく
28歳の誕生日は、シリアとトルコの国境越え真っ最中。
31時間かけて、黙々と移動してました。

出発から早9カ月。
日本に帰る日がくるのが怖いくらい、
すっかり旅の日常に慣れてきた。
帰国の時が、
確実に、刻一刻と近づいています。

だけどまだ、全然足りない。

ほんの何週しか経ってない気分。
時が経つのはあまりに早すぎます。

振り返れば色々なことがありました。
そして初めて、時の長さを実感します。

思った以上に世界は広すぎます。

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